巨大氷山A-68A、サウスジョージア島沖合100kmを切る距離まで接近 | アストロピクス

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巨大氷山A-68A、サウスジョージア島沖合100kmを切る距離まで接近

これまでアストロピクスでも何度か紹介してきましたが、南大西洋に浮かぶサウスジョージア島に巨大氷山「A-68A」が接近しています。上の画像は2020年12月14日に、地球観測衛星スオミNPPがとらえたものです。A-68Aは長さ約150km、幅約48kmもある記録上最大級の巨大氷山です。ちなみに沖縄本島は長さ100数kmほどですので、A-68Aは沖縄本島よりもはるかに大きな氷山です。

A-68Aは、11月5日にはサウスジョージア島の沖合約500km、11月30日には約210kmの距離にありましたが、12月14日時点では島と氷山の距離は100kmを切るほどになっています。ここ数日間は同じような距離のところで時計回りに回転するように漂っていました。島の周囲の浅い海域ですでに座礁している可能性もあるとみられています。

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We acknowledge the use of imagery from the NASA Worldview application (https://worldview.earthdata.nasa.gov), part of the NASA Earth Observing System Data and Information System (EOSDIS).

(参照)NASA​​ WorldviewNASA Earth Observatory