
2021年2月に火星のジェゼロ・クレーターに着陸した、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランス。クレーター内を移動しながら探索したのち、2024年8月からクレーターの西の縁の斜面を登り始め、12月12日に縁の上に到達しました。(参考)火星探査車パーサヴィアランス、クレーターの縁への登坂を終え頂上に到着
冒頭の画像は、パーサヴィアランスが2024年12月25日(ミッション開始から1368火星日目)に撮影したもので、クレーターの外側が映っています。
パーサヴィアランスはこの撮影場所の付近で、2025年1月28日に「シルバー・マウンテン」と名付けられた、クレーターの縁で最初のサンプルを採取しました。採取された岩石は、少なくとも39億年前に形成されたと考えられています。かつての隕石衝突によって破壊され再結晶化した可能性があるようです。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS