
この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた火星です。2001年6月26日、火星が地球から6800万kmまで接近した日に撮影されました。それほどまで接近したのは1988年以来のことでした。
ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月24日に打ち上げられました。NASA(アメリカ航空宇宙局)はハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ35周年(2025年4月24日)に向けて、これまでハッブルが撮影してきた画像から、「35 Years of Hubble Images」と題して各年1枚ずつ選んで紹介しています。冒頭の画像は、その中で12年目の画像として紹介されているものです。
画像には火星表面で発生している砂嵐がいくつか映っています。一つは画像上部、北極冠の上空に見られ、近くには小さな砂嵐の雲が見えています。画像右下、火星の南半球にある巨大なヘラス平原(衝突盆地)からあふれ出るような別の砂嵐も映っています。この年の9月には、砂嵐が火星全体を覆いました。(参考)火星全体を覆った2001年の巨大砂嵐
画像は、ハッブル宇宙望遠鏡のWFPC2(広視野惑星カメラ2)で撮影されました。
(参考)「35 Years of Hubble Images」記事一覧
Image Credit: NASA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)
(参照)NASA(1)、(2)、ESA/Hubble