車輪銀河 ウェッブとチャンドラのコラボ画像

この画像に映っているのは「車輪銀河」と呼ばれる環状銀河です。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえた車輪銀河の画像に、NASA(アメリカ航空宇宙局)のチャンドラX線望遠鏡の画像が重ねられています。

車輪銀河は、ちょうこくしつ座の方向、約5億光年の距離にあります。かつて小さな銀河と衝突したことで、このような姿になりました。その衝突は、銀河のリング部分でおきている活発な星形成の引き金になりました。

ウェッブの赤外線画像(赤、オレンジ、黄、緑、青)は、車輪銀河と2つの小さな伴銀河を示しています。背景にはより遠方にある銀河も映っています。一方、チャンドラが観測したX線(青、紫)は、超高温のガスや爆発した星々、伴星から物質を取り込む中性子星やブラックホールなどから放射されています。

こちらはチャンドラがとらえたX線の画像です。

Image Credit: X-ray: NASA/CXC; IR: NASA/ESA/CSA/STScI

(参考記事)ウェッブ望遠鏡がとらえた「車輪銀河」

(参照)Chandra X-ray Observatory