活動銀河核をもつ渦巻銀河NGC 7469 ウェッブ望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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活動銀河核をもつ渦巻銀河NGC 7469 ウェッブ望遠鏡が撮影

この画像は、直径約9万光年の渦巻銀河NGC 7469をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえたものです。NGC 7469はペガスス座の方向、約2億2000万光年の距離にあります。画像左下には伴銀河IC 5283のごく一部が見えています。

NGC 7469には、銀河中心の巨大ブラックホールにガスと塵が落ちていくときに非常に明るく輝く活動銀河核があります。この銀河の活動銀河核からわずか1500光年の距離のところには、リング状にスターバースト(爆発的な星形成)が生じている領域(スターバーストリング)が存在しています。

画像では銀河中心から6方向に伸びる光条が目立っています。これは「回折スパイク」と呼ばれるもので、銀河の実際の光ではなく、望遠鏡の構造に由来して生じたものです。

画像はウェッブ望遠鏡のNIRCam(近赤外線カメラ)で撮影されました。ウェッブ望遠鏡のウェブページでは毎月、「Picture of the Month(今月の1枚)」として画像を公開しています。この画像は12月のPicture of the Monthとして紹介されたものです。

なおアストロピクスでは、NGC 7469と伴銀河IC 5283をハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像を紹介したことがあります。興味のある方は、あわせてご覧ください。→相互作用する銀河のペアArp 298 ハッブル望遠鏡が撮影

Image Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, L. Armus, A. S. Evans

(参照)Webb Space Telescope