ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたこの画像には、明るい星の向こうに淡い銀河がみえています。奥にあるのは矮小銀河PGC 39058で、りゅう座の方向、1400万光年の距離にあります。
手前の星はとんでもなく明るい星のようにみえますが、それはハッブル宇宙望遠鏡の性能によるものです。私たちが地上からみると、その星は6.7等とかなり暗く、観測するには双眼鏡か望遠鏡が必要です。
ハッブル宇宙望遠鏡によるこのシャープな画像では、PGC 39058の星々が分解されているのが分かります。またPGC 39058の周囲に、より遠方にある銀河がいくつも映っています。
画像は2010年9月13日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA