ハッブル望遠鏡がとらえた2万8000光年先の球状星団NGC 6440 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた2万8000光年先の球状星団NGC 6440

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団NGC 6440です。NGC 6440は、いて座の方向、約2万8000光年の距離にあります。

球状星団は数万から数百万個の星が、比較的狭い範囲に球状に密集した星団です。星々は平均して約1光年離れていますが、太陽系のサイズと同程度に接近しているケースもあります。

NGC 6440のこの画像を作成するために使用されたデータは、5つの異なるハッブル観測プログラムから取得されたものです。そのうち4つはパルサーに関する観測でした。パルサーは強い磁場を持つ回転する中性子星で、磁極からビームを放射します。高速回転にともなって、そのビームが地球からはパルスのように見えます。

画像は2022年11月30日にNASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで紹介されました。

Image Credit: NASA, ESA, C. Pallanca and F. Ferraro (Universits Di Bologna), and M. van Kerkwijk (University of Toronto); Processing: G. Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA