火星の日没80分後の薄明の空に映る地球と月 | アストロピクス

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火星の日没80分後の薄明の空に映る地球と月

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが、火星の日没後の薄明時に撮影したものです。一見すると、ただ薄暗いだけの景色に見えるかもしれませんが、実は地球と月が映っています。空の中央左側に明るい点として見えているのが地球です。

こちらは地球の位置をわかりやすくしたもの。矢印の先に地球があります。

こちらの画像には、地球付近を拡大してコントラストを調整した画像が添えられています。

画像は2014年1月31日、キュリオシティのマストカメラ(Mastcam)の左眼カメラを用いて、着陸から529火星日の日没から約80分後に撮影されました。撮影時、地球は火星から約1億6000万km離れていました。NASAによれば、人間が火星表面に降り立った場合、地球と月は夕方に明るい星として簡単に見ることができるとのことです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS/TAMU

(参照)Planetary Photojournal