マーズ・エクスプレスがとらえた火星の衛星フォボス | アストロピクス

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マーズ・エクスプレスがとらえた火星の衛星フォボス

火星の衛星フォボスをESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスがとらえた画像です。2011年1月9日、マーズ・エクスプレスがフォボスから100kmのところを通過した際に撮影されました。

火星にはフォボスとダイモス(デイモス)という二つの衛星があります。フォボスは内側を公転する衛星です。二つの衛星はどちらも小さく、いびつな形をした天体です。大きさはフォボスが27×22×18km、ダイモスが15×12×11kmです。

フォボスは火星の中心から9376kmのところを約7時間40分で公転しています。ただフォボスは少しずつ火星に近づいており、いずれ火星に衝突するか、火星の潮汐力によって壊れてしまうと見られています。

Image Credit: ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum), CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA