オリオン宇宙船が見た「地球の入」と「地球の出」 | アストロピクス

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オリオン宇宙船が見た「地球の入」と「地球の出」

2022年11月16日に打ち上げられたアルテミス1ミッションのオリオン(オライオン)宇宙船は、飛行6日目の11月21日に月でのフライバイのための噴射を行い、月面から約130kmまで接近しました。そのフライバイの際、「地球の入」と「地球の出」が撮影されました。

こちらの映像は、月の向こう側に地球が隠れる、いわゆる「地球の入(Earthset)」をとらえたものです。NASA(アメリカ航空宇宙局)のライブ配信時に流れていた映像で、最後は(地球から見て)宇宙船が月の裏側に隠れて通信できなくなったため映像が途切れています。

こちらの映像は、月の縁から地球が現れる、いわゆる「地球の出(Earthrise)」をとらえたものです。月から地球が出てくる瞬間は、ライブ配信では映し出されていませんでした。

どちらの映像も、オリオン宇宙船の太陽電池アレイの先端に取り付けられたカメラで撮影されました。なお冒頭の2枚の画像は、映像からキャプチャしたものです。

Credit: NASA

(参照)NASA Image and Video Library(1)(2)