ローカルボイドの端で孤立する銀河NGC 6503 | アストロピクス

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ローカルボイドの端で孤立する銀河NGC 6503

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 6503。りゅう座の方向、約1700万光年の距離にあります。あちらこちらにある赤く見えるところは星形成領域です。

NGC 6503は、構造的には天の川銀河と似ています。しかし銀河円盤は直径3万光年で、天の川銀河の3分の1ほどしかありません。

ヘルクレス座銀河団やかみのけ座銀河団、天の川銀河を含む局所銀河群などに囲まれた、銀河などの物質がほとんどない「ローカルボイド」と呼ばれる巨大な空洞の端にNGC 6503は位置しており、すぐ近くには別の銀河が存在せず孤立しています。

2010年11月29日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble and NASA

(参照)ESA/Hubble