かつて水をたたえた湖だった火星のジェゼロ・クレーター | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

かつて水をたたえた湖だった火星のジェゼロ・クレーター

このイラストは、火星にあるジェゼロ・クレーターが水をたたえた湖だった頃の想像図です。ジェゼロ・クレーターは、2020年8月に打ち上げられたNASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランス(Perseverance)が着陸を予定しているクレーターです。火星へは2021年2月に到着予定になっています。

ジェゼロ・クレーターは、およそ35億年前には湖だったと考えられています。画面奥の川から水が流入し、水面下にはデルタ地帯が形成されています(イラストでは見えていません)。湖の水はクレーターの右側から流出しています。パーサヴィアランスは、そのデルタ地帯付近に着陸する予定です。

これまでアストロピクスで紹介した、探査機によるジェゼロ・クレーターの画像はこちらをご覧ください。またジェゼロ・クレーターの位置についてはこちらの記事に掲載したマップをご覧ください。、

※Perseveranceは媒体によって「パーセベランス」「パーシビアランス」「パーセヴェランス」などと表記されています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Planetary Photojournal