活動銀河核をもつカメレオン座の渦巻銀河 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

活動銀河核をもつカメレオン座の渦巻銀河 ハッブル望遠鏡が撮影

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河ESO 021-G004。カメレオン座の方向、1億3000万光年の距離にあります。

銀河の中には、中心領域から広い波長域で強い電磁波が放射されている銀河があります。そのような銀河の中心領域は「活動銀河核(AGN)」と呼ばれています。AGNでは、銀河中心にある巨大ブラックホールにガスが落ち込んでいく際に、ブラックホールのそばから膨大なエネルギーが放出されていると考えられています。画像に映っているESO 021-G004もAGNをもつ銀河です。

ESO 021-G004ではまた、銀河円盤にある塵が星からの光を隠して暗く見えています。ESO 021-G004の周囲には、より遠方にある銀河もいくつか映っています。

この画像は、2019年12月23日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Rosario et al.

https://spacetelescope.org/images/potw1951a/