スピッツァーが赤外線でとらえた渦巻銀河NGC 300 | アストロピクス

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スピッツァーが赤外線でとらえた渦巻銀河NGC 300

渦巻銀河NGC 300は、ちょうこくしつ座の方向、750万光年の距離にあります。地球に対して銀河円盤の正面を向けた、いわゆる「フェイスオン」銀河です。

スピッツァー宇宙望遠鏡が赤外線でとらえたこの画像では、青は主に星、赤は主に塵を示しています。星の分布を示す青い部分は、年老いた星が集まっている中央のバルジの部分で明るくなっており、周囲の渦状腕では外側に行くにしたがって暗くなっています。

銀河に存在する塵を可視光で見ると、奥にある星の光をさえぎって暗く見えます。スピッツァーは、塵から放出される赤外線を検知するため、塵の構造をくわしく調べることができます。

画像は2003年11月21日に撮影されたもので、3.6μmの波長を青、4.5μmを緑、5.8μmをオレンジ、8μmを赤に割り当てて色合成したものです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Planetary Photojournal