ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 3717。うみへび座の方向、約6000万光年の距離にあります。渦巻銀河の中央部には「バルジ」と呼ばれる上下に膨らんだ部分があります。この画像は、NGC 3717のバルジ付近を撮影したものです。
地球から見て、NGC 3717の銀河円盤がほぼ真横に近い状態で見えています。ただ完全に真横というわけではなく、銀河円盤の手前側(地球に近い側)がやや下に傾いており、そのため主に画像上側にバルジが見えています。また、銀河円盤に分布する塵が暗く映し出されています。
2019年10月7日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Rosario