マーズ・グローバル・サーベイヤーがとらえた火星の初夏の北極冠

上の画像は火星の北極冠をとらえたもの。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した画像です。

火星の両極にはドライアイスや水の氷におおわれた極冠があり、季節によって大きさが変化します。上の画像が撮影されたのは1999年3月13日で、火星の北半球の初夏に当たる時期でした。北極冠では、冬に形成されるドライアイスの層は夏になるとなくなって水の氷だけが残ります。画像に映っている白い部分は水の氷です。

北極冠の直径は1100kmほどあります。極冠を取り囲んでいる暗い部分は、主に風によって形成された砂丘です。

Image Credit: NASA/JPL/MSSS

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA02800