天の川銀河の辺境にある球状星団NGC 7006 | アストロピクス

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天の川銀河の辺境にある球状星団NGC 7006

ハッブル宇宙望遠鏡が、コンパクトな球状星団NGC 7006をとらえた画像です。NGC 7006は、いるか座の方向、約13万5000光年の距離にあり、天の川銀河の「ハロー」と呼ばれる領域に存在しています。銀河円盤を取り囲むほぼ球形のハローは、暗黒物質(ダークマター)やガス、まばらに存在する星団などで構成さています。

NGC 7006は、非常に細長い楕円軌道を描いています。天の川銀河の外にある小さな銀河で形成され、その後、天の川銀河にとらえられた星団である可能性があります。

画像をよく見ると、NGC 7006の背景には遠方にある銀河がいくつも映っています。それらの銀河にも、NGC 7006のような球状星団が数多く存在しているのかもしれません。

画像は2011年9月12日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble