ISSから見た「ケベックの目」マニクアガン・クレーター | アストロピクス

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ISSから見た「ケベックの目」マニクアガン・クレーター

この写真に映っているのは、カナダ、ケベック州にある直径70kmほどのマニクアガン・クレーターです。アストロピクスでは先日、地球観測衛星テラがこのクレーターをとらえた画像を紹介しましたが、今回紹介するのは、ISS(国際宇宙ステーション)から最近撮影されたものです。上の写真は2022年2月5日に撮影されました。

マニクアガン・クレーターは、2億1400万年ほど前の隕石衝突によって形成されたと考えられています。衝突した小天体の直径は5km。1960年代に建設されたダムにより水がせきとめられて、現在はリング状のダム湖になっています。

こちらは冒頭の写真を撮影した翌日、2月6日にISSから撮影されたマニクアガン・クレーターの写真です。

マニクアガン・クレーターは「ケベックの目」とも呼ばれており、「サハラの目」とも呼ばれるリシャット構造とともに、ISSからしばしば撮影される定番スポットの一つになっています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)