はげしい衝突によって5万光年も“尾”が伸びた銀河 | アストロピクス

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はげしい衝突によって5万光年も“尾”が伸びた銀河

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた相互作用銀河NGC 2623(Arp 243)。NGC 2623は、かに座の方向、約2億5000万光年の距離にあります。

NGC 2623は、2つの銀河がはげしく衝突・合体することで、このような形になりました。左右に伸びる“尾”は、差し渡し5万光年ほどの長さがあります。衝突によって両方の銀河内にあるガス雲が圧縮されることで、活発な星形成が起きています。青白い斑点のようにみえる部分が星形成が活発な領域です。

私たちが住む銀河系も、将来はアンドロメダ銀河と衝突・合体するといわれています。NGC 2623は、銀河系の未来の姿なのかもしれません。

画像は2017年10月にリリースされました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

https://spacetelescope.org/images/potw1742a/