天の川銀河の辺境の地にある球状星団NGC 6934 | アストロピクス

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天の川銀河の辺境の地にある球状星団NGC 6934

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、いるか座の球状星団NGC 6934。18世紀後半にドイツ出身のイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された天体です。

天の川銀河のまわりには、このような球状星団が150個ほどあることが知られています。典型的には数十万個の星が球状に集まっている星団です。

NGC 6934は地球から5万光年の距離に位置しており、天の川銀河の中心から遠い辺境の地にあります。

NGC 6934は見た目が暗いため肉眼や双眼鏡で見るのは難しい天体です。ただNGC 6934が実際に暗いわけではなく、距離が遠いために暗く見えているのです。

画像は2010年9月27日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

ESA/Hubble