糞の跡をたよりに宇宙からペンギンのコロニーを発見する

コウテイペンギンは南極に生息しています。そこはアクセスが難しいだけでなく、マイナス50℃まで気温が下がることもあります。そのためペンギンのコロニーを調査するのは非常に困難です。そこで地球観測衛星が宇宙から撮影した画像を使って、ペンギンのコロニーの研究が行われています。

ペンギンそのものは小さすぎて宇宙からは見えませんが、ペンギンの糞によって氷に残った巨大なシミ(「グアノ」として知られています)は宇宙から見ることができます。

宇宙からとらえたこのシミをもとにイギリス南極研究所(British Antarctic Survey)の科学者がヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2のデータを利用して調査したところ、南極大陸にはこれまで考えられていたよりも20%近く多いペンギンのコロニーがあることが分かりました。

冒頭の画像は、2019年8月26日にセンチネル2が南極のNinnis Bankをとらえたものです。中央に見える暗いシミは、今回の研究で新たに見つかったコロニーが残したものです。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2019), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA

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