2024年10月7日から9日にかけて、太陽でXクラスの大規模なフレアが続けて発生しました。画像は10月9日1時56分(世界時、以下同じ)をピークとするX1.8の太陽フレアを、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが極端紫外線でとらえたものです。中央やや上にフレアが明るく輝いています。13.1nm(ナノメートル)、17.1nm、30.4nmの波長の極端紫外線の画像を合成したものです。
太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。
こちらの動画には10月7日19時13分をピークとするX2.1、7日20時59分をピークとするX1.0、9日1時56分をピークとするX1.8の太陽フレアの映像を収めてあります。7日の太陽フレアは13.1nmと19.3nm、9日の太陽フレアは13.1nm、17.1nm、19.3nm、30.4nmの波長の極端紫外線で撮影したもので、太陽フレア付近のクローズアップと太陽全体が映る映像があります。
(参考)第25周期で最大! X9.0の大規模な太陽フレアが発生(2024年10月5日公開)
Image Credit: NASA/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org
(参照)NASA blog - Solar Cycle 25(1)、(2)、(3)、Helioviewer.org、NASA's Scientific Visualization Studio