ソーラー・オービター打ち上げ成功 〜 太陽の極域の詳細な観測へ

太陽観測衛星ソーラー・オービターが、日本時間2020年2月10日13時3分に打ち上げられました。ソーラー・オービターは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の協力を得たESA(ヨーロッパ宇宙機関)のミッションです。

ソーラー・オービターは、地球と金星の重力を利用して軌道を変えながら、打ち上げから2年後に、168日間で太陽を1周する運用軌道へ到達します。運用軌道は近日点約0.28au、遠日点約1.2auの楕円軌道です。水星の太陽からの平均距離が約0.39auですから、ソーラー・オービターは水星よりも太陽に近づくことになります。なおauとは天文単位のことで、1auは太陽〜地球間の距離とほぼ同じで約1億5000万kmです。

地球からの観測では、太陽の極地方を見ることは難しく、これまであまり詳しく観測されてきませんでした。ソーラー・オービターは、太陽の赤道面に対して24度の傾きを持つ周回軌道から、太陽の極地方を詳しく観測する予定です。さらに最大33度の傾きの軌道まで到達することも計画されています。

Image Credit: ESA/ATG medialab

https://sci.esa.int/web/solar-orbiter/-/51168-summary

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