相互作用銀河「Arp-Madore 2339-661」 2つに見えて実は3つの銀河が相互作用

この画像に映っているのは、相互作用する銀河「Arp-Madore 2339-661」です。一見すると2つの銀河しかないようにみえますが、実際には3つの銀河が相互作用しています。3つの銀河は、きょしちょう座の方向、約5億光年の距離にあります。

大きく見えている銀河は、NGC 7733(右下)とNGC 7734(左上)です。NGC 7733は、渦状腕がリング状になっているのが特徴的です。

右下のNGC 7733の上側、変形した渦状腕に、腕とは異なる色をした塊状の部分があります。その領域がもう1つの銀河で、NGC 7733Nと呼ばれています。NGC 7733NはNGC 7733とは赤方偏移が異なっており、NGC 7733の一部ではなく独立した存在である可能性が非常に高いと考えられています。

冒頭の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像に、南米チリ、セロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されている「ダークエネルギーカメラ」で撮影した画像の色情報を合成したものです。ハッブル宇宙望遠鏡のウェブサイトで、「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年10月23日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Dalcanton, Dark Energy Survey/DOE/FNAL/NOIRLab/NSF/AURA
Acknowledgement: L. Shatz

(参照)ESA/Hubble