雨滴のような形をした火星の砂丘

火星にあるコペルニクス・クレーター内を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像。2013年3月25日、高度252.6kmから撮影されました。雨滴のような形をした、かんらん石に富んだ砂丘が青っぽくみえています。かんらん石は湿潤な環境では急速に風化するため、かんらん石に富んだ砂丘は地球ではあまりみられません。

クレーター名の「コペルニクス」は、16世紀に地動説を唱えた天文学者ニコラウス・コペルニクスにちなんだ名前です。コペルニクスと名づけられたクレーターは月にもあります。このように月と火星の両方のクレーターに名前が使われているのは、ほんの一握りの科学者だけです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA17879