巨大な星形成領域 カリーナ星雲

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)に設置したカメラOmegaCAMで撮影されたカリーナ星雲。カリーナ星雲はりゅうこつ座の方向、約7500光年の距離にある巨大な星形成領域です。

画像内の赤い部分は、若くて高温の星からの強烈な紫外線が星雲内の水素ガスを電離して輝いている領域です。

ガスと塵が輝くこの星雲は地球に最も近い星形成領域の1つで、これまで知られている中で最も明るく質量が最も大きな星をいくつか存在しています。

画像中央やや上のところで、ひときわ明るく輝いているのは「りゅうこつ座イータ星(イータ・カリーナ)」です。この星は、遠からず超新星爆発を起こすのではないかとみられています。

なお、ESOのページからフルサイズのオリジナル画像もダウンロードできますが、ファイルサイズが696.9MB(1万7383×1万8656ピクセル)もあります。以下のページでは、ブラウザ上で高解像度画像を拡大・縮小しながら閲覧できます。

https://www.eso.org/public/images/eso1250a/zoomable/

Image Credit: ESO. Acknowledgement: VPHAS+ Consortium/Cambridge Astronomical Survey Unit

https://www.eso.org/public/images/eso1250a/