ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河Mrk 1337。Mrk 1337は、おとめ座の方向、約1億2000万光年の距離にあります。画像はハッブル宇宙望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)を使い、紫外線、可視光、赤外線の幅広い波長で撮影したデータから作成されました。私たちの天の川銀河も含め、渦巻銀河の半分ほどが、中央部に棒状の構造がある棒渦巻銀河です。
Mrk 1337の観測は、宇宙の膨張速度を解明するためのキャンペーンの一環として行われました。この観測は、宇宙の加速膨張の発見に貢献し、サウル・パールムッター氏、ブライアン・シュミット氏とともに2011年にノーベル賞を受賞したアダム・リース氏が提案したものです。
画像は2021年11月8日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Riess et al.
(参照)ESA/Hubble