火星大気を降下中のパーサヴィアランスを周回機が上空から撮影!

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が、パラシュートを開いて火星大気を降下中の探査車パーサヴィアランス(Perseverance)の撮影に成功しました。MROの高解像度カメラHiRISEでとらえた画像です。

パーサヴィアランスは2021年2月18日(日本時間19日)、火星のジェゼロ・クレーターに着陸しました。ジェゼロ・クレーターはかつて湖だったと考えられており、クレーターに流れ込んだ川によってできたデルタ地帯が画像左側に映っています。画像内の白い円はパーサヴィアランスの着陸地点を示しています。

撮影時、MROはパーサヴィアランスから約700kmの距離に位置しており、秒速3kmで動いていました。この距離と速度の中での撮影は、正確なタイミングを必要とするものだったとのことです。

※Perseveranceは媒体によって「パーセベランス」「パーサビアランス」「パーシビアランス」「パーセヴェランス」などと表記されています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona

(参照)Mars Exploration Program