モノや生物に見える? すばる望遠鏡がとらえた4つの衝突銀河 | アストロピクス

モノや生物に見える? すばる望遠鏡がとらえた4つの衝突銀河

これらの画像にはいずれも、衝突・合体した銀河が映っています。ハワイ島、マウナケア山頂付近にある「すばる望遠鏡」の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)で撮影されたものです。

これらの画像はすばる望遠鏡のウェブページで、生物や身近な物に見えるとして紹介されています。左上は錨、右上はドアノブ、左下はクリオネ、右下はエビです。

衝突・合体した銀河にはさまざま形のものがあります。アストロピクスでもこれまで、クラゲのように見える銀河や、卵を抱えるペンギンに見える銀河などを、すばる望遠鏡のHSCで撮影した画像を紹介したことがあります。

(参考)
すばる望遠鏡がとらえたクラゲのような銀河
すばる望遠鏡がとらえた、卵を抱えたペンギンのような銀河のペア「Arp 142」

すばる望遠鏡は、ハワイ島のマウナケア山頂付近に設置されている、口径8.2mの巨大望遠鏡です。すばる望遠鏡は、1999年1月のファーストライト以来、2024年で25周年を迎えました。25周年を記念して、国立天文台は2024年4月から毎月2枚ずつ、すばる望遠鏡が撮影した天体画像を紹介しています。今回紹介した画像は、2025年1月15日に、すばる望遠鏡のウェブページで紹介されたものです。

(参考)
すばる望遠鏡25周年記念画像

Image Credit: 国立天文台; 画像提供: 田中賢幸

(参照)すばる望遠鏡