ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた相互作用銀河NGC 6670 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた相互作用銀河NGC 6670

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたこの画像に映るこの天体は、二つの銀河の端の部分が重なって、まるで飛び跳ねるイルカのような形になっています。NGC 6670と呼ばれるこの天体は、りゅう座の方向、4億光年の距離にあります。

NGC 6670はかつて、少なくとも1回は非常に接近したことがあり、現在は2回目の接近遭遇の初期段階にあると考えられています。二つの銀河の核どうしは約5万光年離れています。NGC 6670はまた、太陽の1000億倍以上の明るさの赤外線で輝いており、スターバースト(爆発的な星形成)の段階に入っていると見られています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ18周年を記念して2008年4月24日に公開された衝突銀河画像59枚のコレクションの中の1枚です。

Image Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)

(参照)Hubblesite