
2023年9月7日午前8時42分11秒、X線分光撮像衛星「XRISM」と、小型月着陸実証機「SLIM」を搭載したH-IIAロケット47号機が、種子島宇宙センターから打ち上げられました。リフトオフの約14分後にXRISMが分離、9時30分ごろには予定された軌道へのSLIMの投入が確認され、打ち上げは成功しました。
XRISM(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission)は、X線で宇宙を観測し、宇宙の構造形成と銀河団の進化や、宇宙の物質循環の歴史などを探る衛星です。約3か月後から科学観測を開始する予定になっています。
一方、SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)は、将来の月惑星探査に向けて、「降りたいところへ降りる」ための高精度なピンポイント着陸技術を実証するための小型探査機です。従来より軽量な探査システムの実現も目指しています。