超大型望遠鏡の上空に現れた月暈(ハロ) | アストロピクス

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超大型望遠鏡の上空に現れた月暈(ハロ)

南米チリのアタカマ砂漠にあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台で撮影された写真です。VLT(超大型望遠鏡)の上空に薄雲が広がり、月光によるハロ(月暈)が出現しています。

ハロは雲を作る六角中の氷晶で太陽光が屈折することで発生します。写真のハロをよく見ると、虹のように色が分かれており、内側が赤くなっています。太陽光が氷晶で屈折するときに、波長によって屈折率が少し異なるために色が分かれるのです。

画像は2020年11月2日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: Juan Carlos Muñoz-Mateos/ESO

(参照)ESO