超新星の調査のためにハッブル望遠鏡が撮影した渦巻銀河NGC 941 | アストロピクス

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超新星の調査のためにハッブル望遠鏡が撮影した渦巻銀河NGC 941

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 941です。NGC 941は、くじら座の方向、約5500万光年の距離にあります。銀河円盤は明るいものの、渦状腕はあまり目立っていません。

画像はII型超新星に関する研究の一環で撮影されました。II型の超新星は、太陽の8倍以上の質量の星が、進化の最終段階で中心核が重力崩壊でつぶれ、その反動で星の外層が吹き飛んで起こります。NGC 941では、2005年2月に超新星SN 2005adが発生しました。その超新星は、日本のアマチュア天文家の板垣公一さんが発見したものです。

画像はハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年11月6日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Kilpatrick

(参照)ESA/Hubble