NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスがとらえた、火星の岩石のクローズアップ画像です。ローバーのロボットアームの先端に設置された装置SHERLOCの一部であるWATSONで、2021年7月11日に撮影されました。写っているのは「Foux」と愛称が付けられた岩石の表面で、およそ3.5×2.6cmの範囲が写っています。
パーサヴィアランスは、ロボットアームに搭載された多くの機器のテストが終わり、火星の岩石や塵の調査をスタートさせました。WATSONによって得られたクローズアップ画像からは、堆積物中のさまざまな色や大きさの粒子などのデータが得られているとのことです。そのようなデータは、形成の歴史や水の流れ、またかつての火星環境についての重要な手がかりを提供することになるとのことです。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS