この画像に映っているのは干潟星雲(M8)です。干潟星雲はいて座の方向、約5000光年の距離にあります。南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台のVST(VLTサーベイ望遠鏡)で撮影された画像です。
干潟星雲は、差し渡し100光年ほどもあるガスと塵の巨大な雲で、非常に明るく若い星が生まれつつあり、また若い星団も存在しています。
画像は2014年にESOから公開されました。オリジナルデータは16,358×11,184ピクセルもある巨大な画像です。干潟星雲をねらって撮影されたものではなく、天の川よりも広い領域をカバーする「VPHAS+」というサーベイ観測の一部に含まれている画像です。
Image Credit: ESO/VPHAS+ team
(参照)ESO