りゅうこつ座の2つの星雲NGC 3603とNGC 3576 | アストロピクス

りゅうこつ座の2つの星雲NGC 3603とNGC 3576

この画像に映っているのは、星雲NGC 3603(左)とNGC 3576(右)です。画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)のVISTA望遠鏡を使い赤外線で撮影されたもので、「今週の1枚(Picture of the Week)」として2022年11月7日にESOから公開されました。塵を透過する赤外線で観測したことで、可視光では見えない細部が明らかになっています。

どちらもりゅうこつ座の方向にあり、NGC 3603は地球から2万2000光年、NGC 3576は9000光年離れています。これらのガスと塵の雲の中では新しい星が生まれています。新たに生まれた星からの放射や星風により、星雲の形は少しずつ変化していきます。

なおアストロピクスではNGC 3603について、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像や、赤外線天文衛星WISEが撮影した画像を紹介したことがあります。あわせてご覧ください。

Image Credit: ESO/VVVX survey

(参照)ESO