赤外線で見た星形成領域NGC 3603 | アストロピクス

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赤外線で見た星形成領域NGC 3603

NASA(アメリカ航空宇宙局)の赤外線天文衛星WISEが赤外線でとらえた星形成領域NGC 3603。りゅうこつ座の方向、約2万光年の距離にあります。

NGC 3603はガスや塵、新たに生まれた大質量星で満ちあふれています。星団中心部の塵は非常に高温で、大量の赤外線を生み出してこの画像では黄色で明るく輝いています。

こちらの画像の白枠内はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像です。ハッブルの画像では、高温の若い星団の詳細がとらえられています。アストロピクスでは、白枠内の画像とは異なりますが、画像中央の狭い範囲をハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像を以前紹介したことがあります。

WISE衛星の画像は、3.4μmと4.6μmの赤外線を青、12μmの赤外線を緑、22μmの光を赤に割り当てて合成した擬似カラー画像です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA

(参照)Planetary Photojournal