NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー2号は、1989年8月25日に最果ての惑星である海王星に最接近しました。この画像はその3日前の8月22日に、海王星の衛星トリトンをとらえたものです。撮影時、ボイジャー2号はトリトンから約400万kmの距離に位置していました。
トリトンは、海王星で最大の衛星です。トリトンの半径は1353.4kmで、地球の月(半径1738.1km)より一回り小さな天体です。ボイジャー2号が訪れた当時、トリトンの南半球が夏の時期でした。トリトンの上部に見える明るい帯は、トリトンの赤道とほぼ一致しています。