ボイジャー1号が最接近4日前に撮影した木星の大赤斑 | アストロピクス

ボイジャー1号が最接近4日前に撮影した木星の大赤斑

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が木星をとらえたものです。木星の南半球にある「大赤斑」と呼ばれる巨大な渦模様が画像右上に映っています。大赤斑は高気圧性の渦で、ボイジャー探査機が訪れたころには地球が2〜3個入ってしまうほどの大きさがありました。

1977年9月に打ち上げられたボイジャー1号は、1979年3月5日に木星へ最接近しました。画像はその4日前の1979年3月1日に、約500万km離れたところから撮影されました。

大赤斑の西(左)側には乱流領域がみられ、南(下)側には木星にいくつかある白い楕円模様(白斑)のうちの1つがみられます。

Image Credit: NASA/JPL

(参考)
ボイジャー1号の主な成果は?
ボイジャー1号、2号の現在地は? 今どこにいるのか

(参照)Planetary Photojournal