地上から立ち上るかのような天の川 | アストロピクス

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地上から立ち上るかのような天の川

この画像は、南米チリ、セロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたもので、地上には2つの望遠鏡のドーム、夜空にはまるで煙が立ち上っているかのような天の川が映っています。

天の川は銀河系中心付近が映っており、塵によって暗くなっているところも多く見られます。ドームのすぐ上には南十字、その上にはケンタウルス座α星、β星があります。画像中央付近の天の川の右にはさそり座のアンタレス、画像上の方の天の川の左にはわし座のアルタイルが見えています。左側のドームの左上には小マゼラン銀河が映っています。

空の下の方が緑がかっているのは、上層大気の化学反応によって生じる「大気光」と呼ばれる現象です。

この画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2022年4月6日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/B. Tafreshi

(参照)NOIRLab