画像には約1億個の星からなる矮小不規則銀河IC 1613が映っています。IC 1613は約240万光年の距離にあり、天の川銀河やアンドロメダ銀河、大小マゼラン銀河などを含む局所銀河群に属する銀河の一つです。
IC 1613の星の大部分は約70億年前に形成されたもので、大小マゼラン銀河のような活発な矮小銀河とは異なり、現在は星形成は見られないようです。
IC 1613の右下には、一対の巨大楕円銀河を中心として、橙黄色に見える銀河が数十個映っています。これらはIC 1613と比べて非常に遠くにある銀河です。IC 1613の左に明るく見える星は、天の川銀河にある6等星です。
この画像は、ダークエネルギーの解明に向けて行われた国際共同プロジェクト「ダークエネルギーサーベイ」で公開された画像の一部です。南米チリ北部のセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されたダークエネルギーカメラで撮影されました。
Credit: DES/DOE/Fermilab/NCSA & CTIO/NOIRLab/NSF/AURA
Acknowledgments: Image processing: DES, Jen Miller (Gemini Observatory/NSF's NOIRLab), Travis Rector (University of Alaska Anchorage), Mahdi Zamani & Davide de Martin
(参照)NOIRLab