暗い砂丘が底をおおう火星のモルー・クレーター

火星のサバエア大陸北端にあるモルー・クレーターを、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスがとらえた画像です。

モルー・クレーターは幅135kmほど、深さはおよそ3kmほどです。火星にある他のクレーターと比べると、風などによる侵食の影響で全体的に形が崩れてしまっています。クレーターの壁は暗く、またクレーターの床は暗褐色の砂丘におおわれています。砂丘が暗いのは、輝石とかんらん石が豊富な物質からなるからだと考えられています。

クレーター中央で盛り上がっている中央丘は高さ2kmほどあります。中央丘を取り囲む地形や、クレーター内の南側(画像左側)の地域は、過去の氷河活動によって形成されたようです。また風による侵食や、風が関係したプロセスで形成された地形も多く見られます。

オリジナル画像は9711×3600ピクセルあり、地形の詳細を確認することができます。ファイルサイズはJPEGで14.32MBありますが、興味のある方はリンク先からダウンロードしてみてください。またリンク先で「RELATED」タブをクリックすることで、中央丘の立体画像など関連画像も見ることもできます。

Image Credit: ESA/DLR/FU Berlin, CC BY-SA 3.0 IGO

http://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2020/03/The_dark_dunes_of_Moreux_crater

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