アルテミス1で打ち上げられたイタリアのキューブサット「アルゴムーン」がとらえた月のクローズアップ | アストロピクス

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アルテミス1で打ち上げられたイタリアのキューブサット「アルゴムーン」がとらえた月のクローズアップ

2022年11月16日に打ち上げられたアルテミス1ミッションでは、オリオン(オライオン)宇宙船とともに10個のキューブサットも打ち上げられました。これらの画像は、そのうちの1つ、イタリアの「アルゴムーン(ArgoMoon)」がとらえた月面のクローズアップ画像です。アルゴムーンは、イタリアの航空宇宙関連企業アルゴテック(Argotec)社が開発・運用するASI(イタリア宇宙機関)の超小型衛星です。

アストロピクスでは先日、アルゴムーンが11月16〜17日に撮影した地球と月の画像を紹介しましたが、上の画像は11月21日に撮影されたものです。

こちらの画像は、上の2枚の画像の月面での範囲を示したものです。白枠が1枚目、赤枠が2枚目の画像の位置を示しています。どちらも地球からは見られない月の裏側です。背景画像で右側に見えるのは「嵐の大洋」と呼ばれる海。背景画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)のルナー・リコネッサンス・オービターのデータをもとに作成されたものです(Image Credit: NASA/GSFC/ Arizona State University)。

こちらは冒頭の2枚と同じ頃にアルゴムーンが撮影した月の全体像。中央右下に「東の海」と呼ばれるクレーターが見えています。明るく見えているのは大部分が月の裏側です。

Image Credit: ASI/NASA

(参照)ASI