アルテミス1で打ち上げられたイタリアのキューブサット「アルゴムーン」がとらえた地球と月 | アストロピクス

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アルテミス1で打ち上げられたイタリアのキューブサット「アルゴムーン」がとらえた地球と月

これらは、アルテミス1号のSLSロケットで打ち上げられたキューブサット「アルゴムーン(ArgoMoon)」がとらえた地球と月の画像です。アルゴムーンは、イタリアの航空宇宙関連企業アルゴテック(Argotec)社が開発・運用するASI(イタリア宇宙機関)の超小型衛星で、SLSロケットで打ち上げられた10個のキューブサットのうちの1つです。

SLSロケットは2022年11月16日15時47分(日本時間、以下同じ)に打ち上げられました。地球の画像は翌17日朝、月の画像は17日夜に撮影されたものです。撮影時の地球までの距離は約12万5000km、月までの距離は27万8500kmでした。地球の画像では、雲の間からオーストラリア大陸が見えています。

なおアルゴテック社は、2022年9月に小惑星への衝突実験を行ったNASA(アメリカ航空宇宙局)のDART探査機に搭載され、衝突のようすを撮影したキューブサット「LICIAcube」の開発を行った企業でもあります。

Image Credit: ASI/NASA

(参照)ASI