へびつかい座の球状星団NGC 6355 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像は、球状星団NGC 6355をハッブル宇宙望遠鏡がとらえたものです。NGC 6355は、へびつかい座の方向、5万光年以内の距離にあります。

球状星団は、数万から数百万個の星が密集した星団で、あらゆる種類の銀河で見られます。多くの星が密集し、それらの重力相互作用により、ほぼ球状の形となっています。また中心に近いほど星々が密集しています。ハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)とWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたこの画像では、NGC 6355の高密度で明るい中心領域が映し出されており、個々の星々も区別して見えています。

画像は2023年1月2日にハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開されたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, E. Noyola, R. Cohen

(参照)ESA/Hubble