おとめ座の渦巻銀河M61 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

おとめ座の渦巻銀河M61 ハッブル望遠鏡が撮影

おとめ座の方向、約5200万光年の距離にある渦巻銀河M61の中心付近をとらえた画像です。ハッブル宇宙望遠鏡の画像に、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)の画像を組み合わせて作られました。

輝く中心部と、そこから伸びる渦巻状の腕が映し出されています。暗く細い塵の帯が、中心から腕に沿うように伸びているのも映っています。渦状腕にはまた、ピンク色に輝く星形成領域が散在しています。M61は星形成が活発な「スターバースト銀河」でもあります。画像には映っていませんが、M61の中心部には太陽の500万倍以上の質量を持つ超巨大ブラックホールが潜んでいます。

画像は2021年4月5日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Credit: ESA/Hubble & NASA, ESO, J. Lee and the PHANGS-HST Team

(参照)ESA/Hubble