メッセンジャー探査機がとらえた水星表面の画像。画像に映っているのは、水星最大のクレーター「カロリス盆地」の中央付近にある地形です。直径約42kmのアポロドロス・クレーターから、「パンテオン・フォッサ」と名付けられた溝状の地形が放射状に伸びています。これらのクレーターとフォッサを合わせて、メッセンジャーの観測チームでは「スパイダー」と呼んでいました。
ちなみにアポロドロスとは、ローマの神殿パンテオンの建築家と考えられている人物の名です。ただしアポロドロス・クレーターとパンテオン・フォッサの成因に関係はないとみられています。
Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington