ジュノー探査機がとらえた褐色の楕円模様「ブラウンバージ」 | アストロピクス

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ジュノー探査機がとらえた褐色の楕円模様「ブラウンバージ」

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた木星表面のようすです。画像右下に褐色の楕円模様が映っています。一見すると大赤斑に思われるかもしれませんが、大赤斑ではなく「ブラウンバージ」と呼ばれるものです。

木星では、白っぽい領域と褐色の領域が赤道と平行するように走っています。白っぽい領域は「ゾーン(帯)」、褐色の領域は「ベルト(縞)」と呼ばれています。ゾーンに見られる楕円形、あるいはより長細い褐色の模様は「ブラウンバージ」と呼ばれています。上の画像では、木星の「南赤道帯」と呼ばれるゾーンに見られたブラウンバージの雲の詳細なようすがとらえられています。

上の画像は、ジュノーが14回目の木星への最接近を行なった2018年7月15日に撮影されたものです。“市民科学者”のKevin M. Gill氏がジュノーカムのデータをもとに作成しました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kevin M. Gill

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA22941