ヨーロッパの人工衛星がとらえた、台風19号ハギビスによる宮城県の浸水状況 | アストロピクス

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ヨーロッパの人工衛星がとらえた、台風19号ハギビスによる宮城県の浸水状況

2019年10月12日から13日にかけて、台風19号ハギビスが伊豆半島から関東地方、福島県を縦断し、大きな被害をもたらしました。この画像はヨーロッパの地球観測衛星センチネル1が宮城県の一部を撮影したものです。

下記のリンク先のESA(ヨーロッパ宇宙機関)のホームページでの説明によれば、赤い部分は浸水したと推定される地域を示しています。画像中央付近に、台風19号で氾濫が発生した吉田川があります。なおリンク先では10月12日に撮影とありますが、日本時間では13日だと思われます。

日本の防災科学技術研究所が公開している「令和元(2019)年 台風19号に関するクライシスレスポンスサイト」の「浸水エリア・建物数集計(衛星データからの推定) 【試行版】」でも、センチネル1B衛星の情報をもとにした、関東から東北にかけての広い範囲での推定浸水域を閲覧することができます。

Image Credit: Contains modified Copernicus Sentinel data (2019), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

http://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2019/10/Floods_northeast_of_Tokyo_captured_by_the_Copernicus_Sentinel-1