「ペイル・ブルー・ドット」 〜 60億kmの彼方から撮影された地球 | アストロピクス

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「ペイル・ブルー・ドット」 〜 60億kmの彼方から撮影された地球

NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号は1990年2月14日、約60億km離れたところから太陽を振り返り、太陽系の「家族写真」を撮影しました。上の画像は、そのときにボイジャー1号の望遠カメラで撮影された画像の1枚で、遠く離れた地球が映し出されています。

太陽系の家族写真の中でも有名な1枚で、「ペイル・ブルー・ドット(Pale Blue Dot)」と呼ばれるものです。太陽の散乱光線の中に、地球が「淡く青い点」として映っています。史上最も遠いところから撮影された地球の画像です。

太陽系の家族写真を撮り終えた34分後、ボイジャー1号のカメラの電源は完全に切られました。データは数か月かけて地球へ送られ、最後のデータがダウンロードされたのは5月1日でした。

2020年2月12日、撮影から30周年を記念して、最新の画像処理を施したペイル・ブルー・ドットの画像が公開されました。こちらで紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

Image Credit: NASA/JPL

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA00452